グローバルIPアドレスはどのように割り当てられますか?

IPアドレスの割り当て方を知るには、まずインターネット番号割当機関であるIANA(Internet Assigned Numbers Authority)を紹介する必要があります。IANAは、ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)によって管理されている組織であり、主にIPアドレス・ドメイン名・ポート番号等の割り当て・管理などを担当しています。

地域インターネットレジストリはIPアドレスを割り当てます

IPアドレスの管理に関しては、地域間でIPアドレスを公平に割り当てるために、IANAは最初にグローバルポリシーに従って5つの地域インターネットレジストリ(RIR‐Regional Internet Registries)に異なるIPブロックプールを割り当てます。

  • ARIN(American Registry for Internet Numbers):北アメリカを担当
  • APNIC(Asia-Pacific Network Information Centre):アジア・太平洋地域を担当
  • RIPE NCC(Réseaux IP Européens Network Coordination Centre):ヨーロッパ、 中東 、中央アジアを担当
  • LACNIC(Latin American and Caribbean Internet Address Registry):南アメリカ とカリブ海地域を担当
  • AFRINIC(African Network Information Centre):アフリカを担当

それから、IPアドレスを必要とする組織は、これらのRIRにアドレスを申し込みます。

中国のユーザーがIPアドレスを申請するためのガイドライン

IPアドレスを取得したい中国のユーザーは、次の2つの方法でAPNICに申し込むことができます。

一つ目の方法は、APNICのメンバーになり、APNICから直接IPアドレスを取得します。このように、APNICには年会費2500ドルから10000ドルの範囲で支払う必要があり、メンバーの人数が少ないほど、アドレスの申請が難しくなります。

もう1つの方法は、IPアドレス割り当て同盟/連合に参加します。同盟の責任者を通じてAPNICに一定の年会費を支払い、またその同盟に会費を支払う必要があります。

一つの国家情報センターとして、中国インターネットネットワーク情報センター(CNNIC)は1997年1月にAPNICの大型メンバーになり、CNNIC割り当て同盟を設立しました。

中国のどの組織も、IPアドレスの需要量が特定の条件を満たし、発展を続ける可能性がある限り、CNNIC割り当て同盟への参加を申請する資格があります。必要するアドレスの数が少ない場合でも、詳細な申請資料をCNNIC割り当て同盟に提出することで、CNNICは適切な同盟員ユニットまたは他のISPに紹介し、必要なIPアドレスを取得できるようにします。地理的に近く、ビジネス上のつながりがある多くの組織、または自発的に協力する組織の場合、それらは共同で同盟のメンバーを申請することもできます。

つまり組織・個人は、指定された料金をISPに支払う限り、ISPからIPアドレスを使用する権利を取得できます。ただし、各組織のIPアドレスの割り当ては、統一された方法で計画した後で、インターネットに接続する必要があります。

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